最初で最後のデート
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目次
恋に落ちた瞬間
別の日、すみが飲みに誘ってくれた
俺はすげー嬉しい気持ちを抑えつつ
もちろんオッケーの返事をした
この飲みの夜もビノンドへ行った日の夜と同じように
異性に対する欲望と
ワクワクとの丁度良い心地よさを味わいながら
すみと楽しい時間を過ごした
仕事帰りから夜中まで
童貞の俺はこんなに長く誰かと食事をしたことはない
飲みの後、雨が降り始めた
酔ったすみは家まで散歩しようと
俺を誘ってきた
1本の傘に密着しながら俺とすみは入った
俺がすみをなんとなく見つめていたら
すみが見つめ返してきて
その瞬間に 思わず
ドキっとさせられた
やべー その瞬間に気づいた
俺は恋をした
すみの酔っぱらったときの
何とも言えない妖艶な笑顔が
俺の心に突き刺さった
告白の返事
それから数週間たった頃
10月2日映画に行った
俺たちは4D映画を楽しんで、
コーヒーを飲みに行った
その後夕食を食べ帰るとき
嘘をついてなるべく長く一緒にいれるように
俺はすみを家に送ってから
家に帰った方が近いと言った
それから帰宅後 携帯をみたら
すみから好きだというメッセージがあった
俺は年齢を理由に
すみと付き合うことはできないと返事をした
すみはこのとき45歳
俺の理想は同じ歳の日本人と結婚
すみとは楽しい
でも先へは進めない
でも友達としてはすみともっと時間を過ごしたい
また会いたい
関係はやめたくないと思った
実は、別に興味がある女性がいる
まだ直接会ったことはない
もうすぐ会ってその女性との交際がありなのか
ナシなのかがわかる
ずるい考えだが
俺と同じ年齢でデートに誘えるかもしれない女性
28年間待っていた時なのだから
俺は自分のやっていることを正当化した
これは俺だけの秘密だった
正式なデート
ずるい俺はすみと一緒に時間を過ごしたいので
最初で最後のとか馬鹿げた言い方だが
本当のデートにすみを誘った
すみのことが頭から離れない
最初で最後の本当のデートは素敵な服を着て出かけた
この日は、飲めない俺もいっぱい飲んだ
そして酔っぱらった
俺たちは今まで通り会話し
夕食の後 ずるい俺は突然
友達以上恋人未満な関係を続けたいとすみに言った
俺の本命は未だ会っていない日本人の女性だと思い込みながら
28歳の俺は想像を超える付き合いは出来ないし
理想の人生を望んでいる
だから理想の条件というのに取り憑かれていた
すみはいいえと答えた
予想はしていたが
ずるい俺は思った以上にがっかりした
すみのためには最善だと
自分に言い聞かせながら
家まで送ると
コンドミニアムの入り口が見えてきた
俺は別れを惜しみながら
すみを抱き寄せて最後の別れを告げた
何故かとても心が痛かったので
俺は涙を流した
28歳で俺は卒業した
その数日後 突然すみとベッドの上で重なってる夢を見た
驚きながら起きた
俺はまだすみに好意を抱いてた
その日はすみのことを忘れるために
高校時代の友人たちと出かけた
楽しい時間を過ごしていると
すみから突然メッセージが
コーヒーショップで会える?って
うーん、俺たちはもう会うべきではないと
一瞬葛藤はあったが
簡単に欲望に負け
すみに会った
何もなかったかのように会話をした
コーヒーショップを出た後
俺たちは街を散歩した
そしてちょっと期待しながら
今朝見た二人が重なった夢の話をすみにした
俺はすみの顔が真っ赤になったのを見逃さなかった
冷っと汗を搔きながらも
やったー 可愛い
と内心思ったし
そういう女性的な魅力に惹かれた
すみは少し考えてから
とにかく家に来る?
と半ばオッケー的な返事をした
俺は性的に?
それとも純粋に?
わけがわからなかったが
嬉しくて興奮した
既にずるい欲望のままの俺は
このまま泊まってもいいか?
と尋ねた
すみはうなずいた
その夜 俺は28年間の人生で最も楽しい夜を過ごした
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